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土地によってチーズの味も違う?

チーズといえば様々な種類があることをご存知かと思いますが、
そのルーツは以外にも原料である牛乳を生み出す乳牛が多く放牧されているイメージがあるヨーロッパではなく、アジアのモンゴルだという説が最も有力だとされています。

しかし、最初のチーズというのは加熱し濃縮させて凝固させるホロートと呼ばれる硬質なタイプや、酸を使って固めて作るビヤスラグと呼ばれる軟質タイプでした。
この時は酵素を使ったものではなく、むしろ牛乳から水分を抜いただけの簡単なものでした。

今では酵素で牛や山羊、ヒツジなどから摂った乳を凝固させることで作られるチーズ主流になっていますが、それはモンゴルから中近東、そしてトルコやギリシャを経て、ヨーロッパ全土に伝わったと言われています。
どちらかと言うと、新しいイメージを抱くかもしれないですが、
実はギリシャ神話にも登場していて、パルメザンやゴルゴンゾーラといった
イタリアを代表するチーズも、紀元前1000年頃には既に食されていたそうです。
その後ローマ帝国がヨーロッパ全土をその傘下に収め始めるとともに、地方によって様々なチーズが作られてきました。

様々な作り方とともに気候や気温なども相まって、国や地方によって様々な種類が誕生していきました。

日本でも北海道などの酪農の盛んな地域で作られ、
一種類のチーズから作られるナチュラルチーズの他にも、
いくつかの種類を組み合わせたプロセスチーズも誕生しています。

もともとは、馴染みのない日本人の努力によってつくられたプロセスチーズですが、
ナチュラルチーズが受け入れられ始めても人気があります。
そのことから国や地方だけでなく、その会社によっても様々な種類な味で私たちの舌を楽しませてくれるのです。


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