生のチーズと加熱したチーズどちらが栄養価がある?
栄養豊富なチーズを食生活に組み込みたいと思うと、ふと疑問に思うのが、
グラタンやピザなどにおいてチーズを加熱してしまうと栄養素はどうなってしまうのか?
ということです。
実際、非加熱のチーズと温めて溶けているチーズとだと、栄養素的に見てどちらのほうが良いのでしょうか?
大雑把に言うと、非加熱のモノのほうが栄養があると言えます。
ただし、これはナチュラルチーズと呼ばれる7種類あるタイプに限っての話です。
このナチュラルの特徴としては、製造工程に発酵を加えているということです。
そのため、まだチーズの中に含まれている乳酸菌が生きていて、さらに場合によってはカビ付けなどの製法もあることから、その結果生まれてくる栄養素を摂取することが期待できます。
もちろん、乳の段階で加熱殺菌は行われていますが、乳酸菌は残っていたり、製造工程において加えられることで最近何かと話題な乳酸菌を摂取することが出来ます。
そのため、もし栄養的な面で考えるのであれば、生の状態のままで食べるのがよいでしょう。
ただし、デメリットとして挙げられるのが、ナチュラルチーズに含まれる菌は未だ生きていることから、熟成は進み続けます。
そのため、食べごろがあり、それが過ぎてしまうと発酵しているのか、腐っているのかわからなくなってしまいます。
対して、プロセスチーズは、ナチュラルチーズを何種類か混ぜたものを商品化したものです。
混ぜ合わせる際に一度加熱してしまうことから、製造段階で菌類は死滅してしまうので、発酵が止まってしまいます。
そのため、調理前と調理後では栄養素はそこまで変化がないと考えていいでしょう。
また、ナチュラルチーズと違って菌がもういないので、熟成は止まっています。
そのため、長期間の保管が可能であり、なおかつ味や風味などを均一に保つことが出来るというメリットが有ります。
このように、ナチュラルチーズを加熱せずに食べると栄養はよりとれると考えていいでしょう。