チーズを食べると骨が強くなるの?
チーズの原料が牛乳だと考えると、チーズにもカルシウムがたくさん含まれていることが予想できるかと思います。
しかし、牛乳のカルシウム=チーズのカルシウムとは思ってはいけません。
なにしろ、チーズのカルシウムは吸収されすいのです。
そのため、牛乳を飲んで得られるカルシウムより、より効率的に骨を丈夫にして、
骨粗しょう症予防、さらに成長期におけるカルシウム補充に非常に効果があるのです。
チーズのカルシウムの方が吸収が良いというのは、発酵過程において牛乳の中のカルシウムがより吸収されやすい形に予め分解され、チーズの中に入っているからなのです。
実際に数値で表すと、牛乳を飲んだ際に体に取り込まれ、血液中に現れるカルシウム血中濃度と比べ、チーズを食べた場合だと血中カルシウム濃度は、牛乳のそれと比べて2倍近くになったという研究報告も出ています。
長寿が多いことで栄養がきちんと摂れているというイメージが有る日本ですが、カルシウム摂取量に関しては先進国の中でも低く、骨粗しょう症などの病気に悩まされているお年寄りが多いのが現状です。
その原因としては、日本人があまり牛乳やチーズなどの乳製品を食べる習慣がなく、また火山国である日本の土壌の特徴からもその原因が挙げられます。
火山国ということは土壌の火山灰率が増えてきます。
そうなると、そこで育った野菜というのは、カルシウム含有量が少ないのです。
その結果、野菜、更に水などからもカルシウムを摂取できる他の先進国よりカルシウム摂取量が減ってしまうのです。
そのため、もともとのカルシウム摂取量が少ないことから、効率的なカルシウム吸収が薦められるのです。
その結果もっともよいとされるのが日本人は、カルシウム摂取量を増やすだけでなく効果的にカルシウムを摂取する必要があります。
そこでオススメなのが吸収率の高いチーズというわけです。
更にチーズにビタミンKを加えることで、効率よく骨にカルシウムを届け、骨を丈夫にする効果を期待できます。
特に納豆に含まれる成分なので、納豆の摂取を心がけるとより骨を丈夫にできるでしょう。