チーズの塩分量はどのぐらい?
最近塩分はからだに悪いものとして、非常に警戒されている物質になっています。
病院食では当たり前の減塩の食事でしたが、今では減塩商品の売上が伸びて、遅れを取るまいと様々な企業が塩分を減らした健康商品を開発・発売しています。
さて、チーズに関しての塩分とはどのようなものなのでしょうか?
チーズはその美味しい味から非常に人気がありますが、それはある意味含まれている塩分が旨味を引き出していると言ってもいいでしょう。
え、チーズってそんなに塩辛い?と思う方もいるかもしれませんが、
青カビチーズ、特にロックフォールなどを食べてみるとかなり塩味が聞いていることがわかるかと思います。
このご時世ですから、チーズを食べ過ぎること=塩分の摂りすぎにならないかと心配する方も少なくはないでしょう。
しかし、チーズの旨味を引き出す以外にも塩分というのは無くてはならないものです。
それは塩分なしには造られないからです。
ナチュラルチーズは、熟成する前に塩水や塩そのものを使ったりすることで脱水する工程を経て作られます。
そのため、でき上がったものには当然塩分がある程度含まれます。
では、その中でも塩分の少ないチーズというのはどの種類になるのでしょう。
最も塩分が使われないのは脱水があまり行われないフレッシュタイプで、
その代表的なカッテ―ジチーズならだいたい塩分は全体の1.0%程度でしょう。
もしこれが先ほど紹介したしょっぱい部類に入るブルーチーズになれば、塩分含有率は3.3%になります。
目安として、大人が一日に摂る塩分というのは10g程度と設定されています。
そのため、100g以上大量に摂取する場合以外であれば、だいたいちょっとつまむ程度の塩分量は 0.3g 程度にしかなりませんので、大量に食べるのでなければ気にするほどではありません。
もちろん食べ過ぎは体に毒ですが、ある程度であれば、むしろチーズの栄養素を摂れるのでおすすめの食品なのです。