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成長期の子供には毎日チーズを食べさせた方がよい?

チーズは様々な栄養素を持っていることから健康やダイエットなど、多くの面から着目される食品です。
さて、チーズの主要成分の1つである、骨の健康に必須であるというカルシウムですが、特に成長期において必要となる成分です。
10歳~11歳男子で大体1日707mg、女子であれば1日722mgとることが推奨されていますが、これをチーズからこのカルシウム量を摂ろうと思うと、一日大体100g前後を摂取する必要があります。

栄養過多と言われて久しい現代ですが、実は日本におけるカルシウム摂取量というのは、先進国の中でも非常に低く、骨粗しょう症や成長障害といった健康障害を引き起こしてしまう程摂れてない成分の1つなのです。
その原因としては、やはり日本において、カルシウムを多く含む牛乳やチーズといった乳製品をなかなか食べないということもあるでしょう。
もちろん、食生活が欧米化していることで、チーズを使った洋風料理は非常にメジャーなものとなりましたが、全体数で言うと、やはりまだ不十分と言えます。

まだ不十分だという理由に、日本国土に特有な土壌の状態も挙げられます。
火山国として、どうしても火山灰が多く含まれている日本の土地は、カルシウム含有量が少ないといった特徴があります。
そのため、日本の土壌で育てられた野菜に含まれるカルシウム量が少ないのです。

したがってその結果、野菜、更に水などからカルシウムが摂れる他の先進国よりどうしてもカルシウム量が減ってしまうのです。
そのため、必ずチーズをとは言いませんが、やはりカルシウムが多いチーズなどの乳製品は毎日とったほうが良いでしょう。
しかし、チーズを成長期に摂ることで得られる成分はなにもカルシウムだけではありません。

成長期は同時に体の筋肉や組織をつくる時期でもあります。
その材料となるのが、チーズに含まれる必須アミノ酸なのです。
その中でも特に重要であると考えられるのが、アルギニンと呼ばれるアミノ酸の一種です。
これは、成長ホルモンの合成に直接関連してくる成分でもあるので、チーズは子供の成長期にオススメな食材と言えるでしょう。

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