チーズは内臓脂肪を減らすの?
チーズは、その濃厚な味わいと世間の評価から脂肪分が多いイメージがあります。
そのため、あまり健康によいとは思えませんが、実は内臓脂肪を減らすのにうってつけなものなのです。
そう、チーズには、内臓脂肪を減らすことによって様々な生活習慣病などの病気を予防することが期待できるのです。
チーズや牛乳などの商品を扱うことで知られる雪印乳業株式会社において、ラットを使った臨床実験が行われたところ、チーズを摂取することによって中性脂肪値、コレステロール値という生活習慣病の前兆とも言われる数値が劇的に低下し、さらに内臓脂肪が減る効果があったということがわかったのです。
さらに、チーズの成分からは、内臓脂肪型の肥満に関係してくる血液中のアディポネクチンの濃度を保つ役割もあるということが示唆されました。
このアディポネクチンとは、脂肪細胞より分泌されるたんぱく質の一種です。
アディポネクチンが正常に血液中に存在することによって、全身を血流と一緒に巡りながら、中性脂肪やコレステロールなどが酸化して壁に張り付いてしまったことによって起きた血管への損傷を修復するはたらきがあるのです。
壁に張り付いてしまった中性脂肪やコレステロールというのは、参加することで固くなり、血管から柔軟性を奪ってしまいます。
すると、体は今までの血圧では十分に血液を体中に送ることができなくなり、その結果、高血圧症になったり、血管が詰まることで動脈硬化を引き起こしてしまう危険性があります。
そのため、健康になるとともに体の新陳代謝が上がり、脂肪燃焼効果を期待できます。
これが、内臓脂肪を減らすことに繋がるのです。
しかし、もしこのアディポネクチンが処理しきれないほどの内臓脂肪が蓄積してしまうと、今度はアディポネクチン量が減少してしまうのです。
チーズには、このアディポネクチンが含まれていることから、体内のアディポネクチン量を維持することができ、結果、内臓脂肪を減らせるということなのです。
内臓脂肪予防にチーズを使ってみては?